石頭楼(夜)@白金
「石頭楼(すうとうろう)」
【白金/韓国料理】
これまで紹介制のお店だったという石焼鍋のお店へ連れて行ってもらう。本店は乃木坂にあるマンションの一室で、こちら白金店は一軒家となっている。外苑西通りから脇道に入って住人以外通らないような細い道を進むとそのお店が現れる。現れると言っても看板も何もないので、予め場所をしっかりと認識していないと通り過ぎてしまう。唯一の手がかりはカーテンのない窓から漏れる明かりと玄関脇に置いてある灰皿くらい。
店内に入るとまさに普通のお宅で、漂うごま油の香りが食欲をそそる。通されたのは2Fで、階段を上がると大きめのダイニングテーブルが3つあり、それぞれガスコンロとごま油の入った鍋が用意されている。
なるほど、このキャパでは紹介制というのも頷ける。
ごま油の上に出汁を注いで、まずは豚肉と牛肉を一度くぐらせる。その後野菜や海鮮を入れて、先ほどの肉を再び投入する。タレは、ポン酢と卵の二種類。
特に何も注文することなく、店員の作業が都度続いていく。お酒は何が置いてあるのか尋ねると、「一通り何でもあります」との事だったので、鍋に合うものをと言うことで紹興酒を勧めて頂きロックで注文。
思ったよりもしつこくないので、意外と食べられる。
締めはラーメンを頂いて、デザートの杏仁豆腐を食べて終了。お店では色々なものを食べてみたくなるものだが、ここではこの場所にこの料理を食べに来るという客しか訪れない。
珍しい料理なのでハレの場だけれど、一軒家という意味では友人の家…