石頭楼(夜)@白金

「石頭楼(すうとうろう)」 【白金/韓国料理】 これまで紹介制のお店だったという石焼鍋のお店へ連れて行ってもらう。本店は乃木坂にあるマンションの一室で、こちら白金店は一軒家となっている。外苑西通りから脇道に入って住人以外通らないような細い道を進むとそのお店が現れる。現れると言っても看板も何もないので、予め場所をしっかりと認識していないと通り過ぎてしまう。唯一の手がかりはカーテンのない窓から漏れる明かりと玄関脇に置いてある灰皿くらい。 店内に入るとまさに普通のお宅で、漂うごま油の香りが食欲をそそる。通されたのは2Fで、階段を上がると大きめのダイニングテーブルが3つあり、それぞれガスコンロとごま油の入った鍋が用意されている。 なるほど、このキャパでは紹介制というのも頷ける。 ごま油の上に出汁を注いで、まずは豚肉と牛肉を一度くぐらせる。その後野菜や海鮮を入れて、先ほどの肉を再び投入する。タレは、ポン酢と卵の二種類。 特に何も注文することなく、店員の作業が都度続いていく。お酒は何が置いてあるのか尋ねると、「一通り何でもあります」との事だったので、鍋に合うものをと言うことで紹興酒を勧めて頂きロックで注文。 思ったよりもしつこくないので、意外と食べられる。 締めはラーメンを頂いて、デザートの杏仁豆腐を食べて終了。お店では色々なものを食べてみたくなるものだが、ここではこの場所にこの料理を食べに来るという客しか訪れない。 珍しい料理なのでハレの場だけれど、一軒家という意味では友人の家…

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Bar Caol ila(夜)@銀座

「Bar Caol ila(バー カリラ)」 【銀座/バー】 Vinpicoeurの後、Bar Caol ilaへ。実はこちらの方がこの日の集まりの主目的。以前、渋谷店に訪れた際は満席で入れなかったので今回は銀座店へ。こちらは渋谷に比べて店内のスペースが広く、時間が遅いためか客もそれ程入っていない。そこで、奥のソファー席を陣取ることに。 昔はアイラをあまり飲まなかったけれど、最近はよく好んで飲むことが多い。もちろんローランドのような落ち着いたものも相変わらず好きだけれど。好みの幅が広がったのかもしれない。 店名の通り色々な種類のカリラが置いてある。何を頼めばよいのか分からないので店員にお任せすることに。まずは、カリラの中でも方向性の異なるものを2種類。比べると分かるが確かに香りや味が全く違う。 続いて、面白いものをと頼み、オリジナルラベルと日本のボトラーズものを出してもらう。 カリラというとどうしてもスモーキーな香りと味わいに目がいってしまい、パンチが強いイメージがあるけれど、じっくり味わってみると実はどれも上品な味わいであることに気付く。内なる気高さを垣間見たような感じ。 →他のグルメブログを探す バー カリラ (バー / 新橋駅、銀座駅、内幸町駅) 夜総合点★★★☆☆ 3.5

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Vinpicoeur(夜)@銀座

「Vinpicoeur(ヴァンピックル)」 【銀座/フレンチバーベキュー】 銀座にある炭火焼きのお店はフレンチバーベキューという変わったジャンル。BEAMSの前にある雑居ビルの2Fに入ると、カウンターの前で煙が上がり後ろにはワインがずらりと並んでいる。カウンターの上には可愛い豚の置物が並び、その奥には本物の豚が1頭丸々つり下げられている。 先付けにひよこ豆とシロいんげんの和え物。 そしてオススメの吉田豚テリーヌとピクルス。テリーヌはコクがあるが臭みはない。バゲットに乗せて食べるといくらでも食べてしまいそう。 続いて、串セット ・電殺名人“岸氏”の豚バラ。 埼玉県河本産の吉田豚でこのお店のために育てられた豚を使っている。豚の締め方といえば普通はガスを使うが、ここの豚は名人岸氏が電殺で締めている。豚に最後までストレスを与えないことで美味しくなるのだとか。脂がよく乗っていてジューシーな味わい。 ・超新鮮な内臓。ハツ。 ・本日築地からの魚。穴子。 ・自家製ベーコン巻きアスパラガス ・本日の一本。豚タン。 どれも少量ずつ色々な種類を味わえるのがよい。 ・フォアグラ。バルサミコソースがたっぷりかかっており、フォアグラ自体も非常によい出来。 更に追加で子鳩を。キジにするか鹿にするか悩んだ末の鳩。若干レバーを焼いたときのような香りがするものの、意外とクセはなく肉も柔らかい。火の通し方もよくワインに合う一品だった。 最後に生ハムをつまみ、結局ビール2杯にワインを2本空けて、Bar Ca…

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鴨丸 祐天寺分校(夜)@祐天寺

「鴨丸 祐天寺分校(かもまる ゆうてんじぶんこう)」 【祐天寺/鴨料理】 肉の中で何が好きかと問われたら何と答えるだろう。順位を決めるのは難しいけれど、ラムと鴨は自分の中でかなりの上位に食い込むことは間違いない。 ということで、祐天寺にある鴨料理のお店へ。住宅街を抜けると駐車場の脇に掘っ建て小屋のような建物が現れる。「分校」という店名がよく似合う外観だ。看板も出ておらず、おそるおそる中へ入ると暖色系の暖かい明かりに包まれた落ち着いた雰囲気となり、外観とのギャップが面白い。 扱っているのは本鴨との事だけれど、どんな鴨なのかはよく分からない。合鴨でも真鴨でも無いことは確からしい。食べてみると野鴨ほど野趣味は感じられない。かといって合鴨ともやはり異なる風味と食感。 通されたのはカウンター席で、まずは箸置きとドリンクのコースターに描かれている鴨のイラストが出迎えてくれる。我々が口開けの客で、暫く貸し切り状態だったが30分もすると店は満杯状態に。 コースが幾つか用意されていたけれど、当然のようにアラカルトでの注文。 前菜はバーニャカウダー。アイスプラントという珍しい野菜が盛られている。周りに海葡萄のような水泡が付いておりプチプチとした食感が面白い。 続いて生湯葉の造りを出汁醤油と山葵で。ほっとする優しい味わいで、これから続く肉に向けて胃を整える。 鴨の一皿目は鴨焼売。味が付いているので辛子を乗せて。粗めの挽肉で口の中に入れると思ったより強めの弾力が出迎えてくれる。噛むほどに肉の味わいを…

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