原始炭焼 いろり家(夜)@銀座
「原始炭焼 いろり家(げんしすみやき いろりや)」
【銀座/居酒屋】
司法試験時代の仲間と東銀座で今年最後の忘年会。毎年の事ながらこの月だけは銀座で飲む機会が異常に多くなる。
店は地下にあって、カウンターと小上がりによる、あまり大きくない作りとなっている。活気があって賑やかな居酒屋なのであまり味の期待をしなかったけれど、良い意味で裏切られた。
まずはエビスの生で乾杯。魚が売りのようなので、ブリ刺しに松輪の鯖の二種盛り、本ししゃもを注文。鯖の二種盛りは〆鯖と生の刺身。ここで生の鯖を食べられるとは思っていなかったし、カペリンではなく本ししゃもが出てくるのも好印象。最初から期待値が上がっていった。〆鯖は醤油を付けずに辛子を乗せて食べるのだが、これがなかなか美味しい。
魚はどれも産地と鮮度にこだわっていて、干物は全て自家製。特殊なことをしているわけではないけれど、これだけで他の居酒屋よりも数段のレベル差が出る。
他にも、カンパチの西京焼、白子ポン酢、つぼ鯛の干物、鯵のなめろうとひたすら魚で攻める。
そうなると当然のことながら飲み物は日本酒。コストパフォーマンスが高く、そこそこ良い銘柄を揃えているのでメニューの端から順に飲み干していく。
途中で玉子焼や豚と野菜のせいろ蒸し、ピーマン、牛蒡の唐揚げなどを挟みつつ最後は焼酎へ移行。これもまた好きな銘柄が揃っている。
最後はラストオーダーで店員に食べ忘れた物がないか質問をする。注文履歴を見ながら「かなり良い線を行ってますね…