岡北@京都

「岡北(おかきた)」 【京都/うどん】 今回の旅行で唯一予約の取れなかったお店。 11時のオープンに併せて訪れたにも拘らず、既に店の前には行列が。真夏の日差しの中で汗を流しながら1時間ほど待ってようやく店内へ。 テーブル間のスペースが広く、しかもテーブルが基本的に4人席なので、店の広さに比して同時に入れる客数が少ないのだと理解。 注文したのは饂飩ではなく天とじ丼。 冷たい饂飩にも非常に惹かれたのだが、事前に写真で見た天とじ丼が目当てだったので、ここはぶれずに注文。 とろとろの卵の中に海老天という見た目が既に反則だ。 卵でとじてあるにも拘らず、不思議なことに天麩羅の衣がまだ生きている。 タネに火が入りすぎてしまうのと、衣が死んでしまうのは天丼の宿命だと思っていたので、これは意外だった。 少なくとも待ったかいはあった。次回は饂飩を注文したい。 岡北 (うどん / 東山駅、蹴上駅、三条京阪駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.5

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三嶋亭 本店(夜)@京都

「三嶋亭 本店(みしまてい ほんてん)」 【京都/すき焼き】 京都の地で明治時代から130年以上も続く老舗の牛鍋屋。夏にすき焼きを食べるのはやや躊躇したが、関西風のすき焼きを食べたことがなかったので、訪れることを決心。 すき焼きのコースは3種類あるが、違いは肉の質だけという事なので、一番よいものを頼んでみる。 運ばれた肉は立派なサシが入っていて、いかにも高そうだ。 仲居さんが作る様子をじっと観察したところ、まずは熱した鉄板に砂糖をまぶし、その上に肉をひいて、割り下を和える程度に掛けて焼いていく。 関東のように煮てしまわないので、肉が固くなることはないが、砂糖と卵で肉の旨味が良く分からない点はあまり変わらない。 とはいえ和食続きだったので脂は美味しく感じられた。 あとは、長ネギに玉葱、しらたき、豆腐、お麩を同じ要領で焼いてくれる。お麩は変わった種類で味が染み込むのに時間が掛かる。 何度も通うお店ではないかもしれないけれど、雰囲気も含めて一度試すにはよい処だ。 ホテルに戻ってからはテレビで五山の送り火を中継で観賞し、京都最後の夜を終えた。 訪れた店を思い返してみると、どうも日本酒の品揃えがいまいちな気がする。さすがに純米大吟醸を頼めばどの銘柄でもそこそこけれど、料理を引き立てるほどの美味しいお酒に出会えなかったのが唯一残念。 晩酌文化だけでなく、もっと酒と料理を合わせる文化が広まって欲しい。 三嶋亭 本店 (すき焼き / 京都市役…

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桜田@京都

「桜田(さくらだ)」 【京都/和食】 二日目のランチはミシュラン2つ星の和食屋へ。シンプルな白の暖簾がむしろ雰囲気を感じさせる店構え。 カウンターに通されてまずは食前の梅酒。 先付けは赤ピーマン、白きくらげ、マスカット、かぼちゃ、海老に合わせ酢のジュレが涼しげな一品。鳥かごのような蓋が可愛い。 女将さんが百春という日本酒を杯に注いでくれる。 椀物は鱧。香り付けに入っている柑橘は金柑かな。梅の酸味も効いて夏らしい吸い地となっている。 造りは、鯛、マグロ、烏賊、じんばその煮こごり?。じんばそは海藻の一種らしく「神馬草」と書くようだ。鮪は小さいものです、と説明されたので「ヨコワですか」と聞いたが、店員の女の子はヨコワを知らなかったようだ。 続いて鮎の塩焼きにスズキ、鱧、ほうれん草とイチジクの白和え。枝豆は新潟の黒丸。スッポンの煮こごり。 前日の床でもスッポンが出てきたが、夏が旬なのだろうか。 寒鰤で有名な富山の氷見素麺でさっぱり。 煮物は冬瓜と、蓮根から作られる蓮餅。そういえば1週間前に訪れた鎌倉の鶴岡八幡宮でも蓮の花が綺麗に咲いていた。 梅肉茶漬と水羊羹で締め。 女将さんの存在感が光る落ち着いた店だ。 奥のテーブル席なら複数人でも楽しむことができる。満足な3食目。 桜田 (懐石・会席料理 / 四条駅(京都市営)、烏丸駅、五条駅(京都市営)) 昼総合点★★★☆☆ 3.5

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貴船ひろや(夜)@京都

「貴船ひろや(きぶねひろや)」 【京都/和食】 夏の京都で涼を求めて貴船の床を訪問。まだ明るい内にひぐらしの鳴く貴船の山中へ。 ひろやは以前に訪れた貴船荘よりもテーブルの間隔が広く、落ち着くことができる。 まずは、旬が始まったばかりのイチジク豆腐。 続いてゴリ、万願寺寿司、鰻などなど。ゴリといえば北陸を思い出すが、京都も日本海に繋がっていることを再認識。 すっぽん茶碗蒸し。中には白玉とネギと生姜。白玉の入った茶碗蒸しは初めて食べた。 造りは鱧にマグロ、鯛。見事な氷の器に入ってくるので目でも楽しめる。 黄味の乗った細い素麺。 鮎の塩焼き。やや大ぶりなので骨が気になる。黒い器に塩で描かれた模様が綺麗。蓼酢でいただく。 その後、煮物、揚げ物と続く。 仲居さんがとても良くして下さったのでのんびりと寛ぐことができた。 ロケーションは最高なので、これで料理と酒のクオリティが上がれば言うことなしなのだが。 ひろや (懐石・会席料理 / 鞍馬駅、貴船口駅) 夜総合点★★★☆☆ 3.0

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山玄茶@京都

「山玄茶(さんげんちゃ)」 【京都/和食】 真夏の京都へ食い倒れ旅行。 1食目のランチは招福楼で20年修行した大将のお店へ。こんな所にミシュランで星を取る店が?と思うような裏通りで、しかも夜に賑わう界隈なのでランチ時はますます人の姿が見えない。 緑色の暖簾をくぐって2階の個室へと通される。 1品目は、雲丹豆腐に雲丹、海ぶどう、ジュンサイのジュレと夏に相応しい涼しげな先付。 煮物椀は鱧、冬瓜、オクラ。日本酒があう一品。 造りはタコ、ジマアジ、鱧、鯛。お手しょには醤油でなくちり酢。鮎の塩焼きに付ける蓼酢は知っているがちり酢は初めて。橙を使った柑橘系のさっぱりとした味わいだった。 焼物は塩漬けにされた桜の葉乗ったイサキの漬け焼、大根おろしにしば漬け、セロリに金山寺味噌。仲居さんが白アスパラだというので聞き直したがやはりアスパラと説明する。がその後顔を出してくれた板さんに聞くとセロリだと訂正してくれた。 続いて八寸。茄子田楽、タコの柔らか煮、大根焚き物、イチジクゴマだれ、笹寿司、キュウリとかまぼこの酢味噌和え、ホオヅキに盛られたシナモン風味の効いたさつまいも、鯵南蛮。 揚げ物は鮎に、ゴマ豆腐、万願寺の天ぷら。鮎は焼物で頂きたかったけれど、このあとに塩焼きを食べる機会はありそうなのでよしとする。 続いて、賀茂茄子、赤こんにゃく、麩を揚げた面白い一品。 最後にご飯。何でも大将の地元で取れたという米。滋賀の山沿いは柔らかいのが特徴ら…

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鎌倉釜飯 かまかま 本店(夜)@鎌倉

「かまかま」 【鎌倉/釜飯】 鎌倉にある釜飯の店、ということで「かまかま」。鎌倉散歩のついでに飛び込みで訪れたお店。 テーブル5卓に小さなカウンターでトイレもなく、失礼ながら掘っ建て小屋のような店内は、訪れたのが開店直後だったため余裕で座れたが、暫くするうちに店内は満席に。いつの間にか表には暑い中で行列ができていた。 頼んだのは生しらす、雲丹、イクラの三色釜飯と釜揚げしらす、雲丹、イクラの三色釜飯。 そのまま食べても良し、用意されている出汁で茶漬けにしても良しと二通り楽しめるが、雲丹と生しらすは茶漬けにするのが勿体ない。 鎌倉ビールを呑みながら釜飯以外にも生桜海老や鰻の白焼をつまんで満足した散歩の締め。 鎌倉釜飯 かまかま 本店 (釜飯 / 鎌倉駅、和田塚駅) 夜総合点★★★☆☆ 3.0

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bistro13区(夜)@中目黒

「bistro13区(ビストロ13区)」 【中目黒/ビストロ】 以前から気になっていたビストロへ。場所は中目と池尻の中間あたり。山手通り沿いにあるお店。 店内はカウンター数席にテーブルが4卓程度の小さな箱。 まずはハートランドの生を飲みながら、ピクルス、白レバーパテ、カルパッチョ、ラタトゥーユ、カスレと一通り定番どころを。 それぞれポーションも多めにしてくれて、店員のサービスもなかなかよいお店。 前週から頭痛がひどく、この日もMRIを受けてきたばかりだったので、しばらくはハートランドとギネスを繰り返し控えめに。 もっとも、ある程度アルコールが進んでも問題なさそうだったので、芋焼酎のロックを数杯とシェリーに移行。 最後はいつも通りスペインの赤をボトルで注文することになった。 途中、メニューを眺めていたら石垣島ジンジャーエールの文字が目に入る。 そういえば、以前に誰かから美味しいと聞いていた事を思い出し、チェイサー代わりに注文をしてみる。ほのかにシナモンの香りがするとても珍しいジンジャーエールだった。 小さなお店にも拘らず6人で押しかけて遅い時間まで騒いでしまったけれど、特に怒られることもなく楽しい時間を過ごすことができた。 ビストロ13区 (ビストロ / 池尻大橋駅、中目黒駅、神泉駅) 夜総合点★★★☆☆ 3.0

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