Madamu Toki(夜)@代官山

「Madamu Toki(マダムトキ)」 【代官山/フレンチ】 代官山の旧山手沿いにある一軒家のレストラン。元々は九段下で4年、その後に代官山へ移って34年という長い間続いている老舗のフレンチ。 通されたのは2階席。狭い螺旋階段をあがると、テーブルが3卓だけの小さな空間。 アミューズギュールは、ノルウエー産サーモンの燻製にコンソメジュレ、カシスゼリーに青リンゴムース、雑穀パンに鴨のリエット。 夏らしいさっぱりとしたアミューズ。 四万十川産天然鮎。軽いムースリーヌと炙り。鮎のムースは初めて食べたが目玉以外の全てを使っているので、舌触りはふわふわなのに味わいは濃厚。炙りの下にある赤いものはスイカで、周りのソースは珍しいホワイトバルサミコ酢を煮詰めたもの。 ヴァンデ産鴨フォアグラのポワレ、フレッシュな黄桃(黄美娘)と無花果のキャラメリゼ、ヴォークリューズ産サマートリュフ。 長崎五島のイサキ、岩のり風味のリゾットとサザエのブールドエスカルゴ。 オーストラリア産仔羊背肉のロティとその‘ムサカ’フレッシュシェーヴルの香り、タプナードとドライトマトのジュレ。ムサカは縦の層になっておらず、大きな茄子を立ててその中に挽肉が入っているタイプ。シェーブルは不安だったが、クセがなく程よいアクセント。 最後に十種類以上の中から好きなだけ選ぶことのできるワゴンデザート。カスタードプリンは34年間レシピを変えていないとの事。 店舗と料理とサービスで落…

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香港茶樓@六本木

「香港茶樓(ほんこんさろう)」 【六本木/飲茶】 朝一で映画を観て目が覚めたところで昼食へ。ヒルズ内のなかなかよい導線上にある店舗で、一度夜に訪れたことがある飲茶屋。 店員の鮮やかなチャイナドレスを眺めながら、食べたいものを適当に注文。1時間食べ放題コースもあったけれど、すぐに満腹になってしまいそうなので、そちらはやめておいた。 まずは、ちまき。 続いてチャーシューまん。炭水化物が先に出でくるとやや抵抗があるが、ボリュームが小さめなのが救い。 そして、海老と筍の春巻きに、翡翠餃子、海老と豚の焼売、帆立焼売が一度に登場。 最後は豚しゃぶと茄子の濃厚ゴマ涼麺で締め。 涼麺なので少々麺の油が気になるが、ゴマだれと和えてしまえば問題なし。 少量で色々な種類が食べられる飲茶は良い文化だ。仕込んでおけばすぐに出てくるところも嬉しい。 香港茶樓 六本木ヒルズ店 (中華料理 / 六本木駅、麻布十番駅、乃木坂駅) 昼総合点★★★☆☆ 3.0

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グルガオン(夜)@銀座

「グルガオン」 【銀座/カレー】 銀座で所用を済ませた後、カレーを食べに1丁目の裏通りにある地下の店へ。 有名店らしいので、比較的分かりにくい場所にも拘らず、早い時間から客席が埋まっている。インド料理店にしては若い女性客も多い。 ディナーセットに追加でサモサを。サラダにタンドーリチキン2種又はチーズクルチャ、カレーにデザート。 とろとろに溶けたたっぷりのチーズが薄いナンに包まれたチーズクルチャ。ほのかにガーリックの味。初めて食べたけれど、これは美味しい。 タンドリーチキンは二種類。ミントソースで。 北インド定番のスパイシーなポテトが入った包み揚げ、サモサ。ミントソースとトマトソース。 メインのカレーはタンドリーチキンの入ったまろやかでコクのあるバターチキン。 インド料理はビールによく合うので、夏に相応しい食べ物だと思う。 そういえば、最近はインドでもスプーンでカレーを食べる人が多いらしいが、理由が携帯を汚したくないためだとか。 グルガオン (インド料理 / 銀座一丁目駅、京橋駅、有楽町駅) 夜総合点★★★☆☆ 3.5

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プレジール@神戸

「プレジール」 【神戸/鉄板焼き】 神戸といえば神戸牛、という事で鉄板焼きへ。 この店はJAの直営店らしく牛肉以外に野菜にも拘りがあるらしい。 コースが鉄板焼きとしゃぶしゃぶ、せいろ蒸しに分かれているが、今回は鉄板焼き。牛を美味しく食べるには焼いて塩か醤油を掛けるだけで十分。 肉は但馬牛と神戸ビーフから、部位はフィレ、サーロインなど数種類の選択肢がある。神戸ビーフは但馬牛の枝肉が一定の基準を満たした場合に使える呼称らしい。ブランド牛は血統や産地は関係ないと思っていたが、但馬牛は兵庫の種牛由来のみ呼ばれるのだとか。短角牛やあか牛に比べて産地が絞りにくいので、こういう基準があると嬉しい。 席に座りメニューを渡される際に店員から神戸ビーフのフィレがないと衝撃の事実を告げられるが、暫くすると1人分だけは出せると訂正が入った。 そこで神戸ビーフのフィレとサーロインを注文し夫婦でシェアすることに。 鉄板焼きと言えばパフォーマンスが命だが、フランベのような派手な演出はなく、作業は正確、緻密に進んでいく。 ソースはポン酢にトマトと味噌を合わせたものに、金山寺味噌、炭塩。 牛肉には塩が一番と思いこんでいるので、塩だけが順調に減っていく。 JAだけあり野菜の種類と量が豊富で、こちらも脇役ながら美味しく頂くことができる。 食後はホテル内の鉄板焼き屋らしく別室でデザートをコーヒーを飲み楽しんだ。 神戸プレジール (ステーキ / 三宮駅(神戸市営)、神戸三…

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El Raco Den Takeuchi(夜)@神戸

「El Raco Den Takeuchi(エルラコーデンタケウチ)」 【神戸/スペイン料理】 神戸といえば中華や牛に目が行きがちだが、旅行前に神戸のお薦め店を二人の知人に聞いたところ、両名からスペイン料理の名があがった。 一つはカセント、もう一つはヌーダ。ただ、残念ながら今回は両店ともお盆休みだったため、第三候補で教えていただいた店へと訪問。 入り口近くにカウンターが少しあり、その奥にテーブルが3卓程度の小さな店。 まずはベジョータの生ハム、オリーブピクルス、けん烏賊のアリオリソース。 前日までは日本酒で攻めていたが、ここはやはりシェリーでスタート。フィノでは軽すぎるのでオロロソを。 続いて魚介のサラダ。エビ、アナゴ、貝をガスパチョソースで。海老はシラサエビで貝は平貝だったような気がする。 二杯目からはカヴァで併せていく。 そして、パエリア。芯が残っていない方のタイプらしい。魚介の旨味が効いている。 メインは羊か豚の二択だったが、同じテーブルでは同じものを頼まなくてはならず、嫁に合わせて豚肉を。 名前を失念してしまったけれど、聞いたことのない銘柄の豚で、上に乗っているトリュフが良い塩梅。 店員の子とも色々と話をさせてもらい、なかなか楽しい時間を過ごすことができた。 小さな店だけの特権だ。 El Raco Den Takeuchi (スペイン料理 / 三宮駅(神戸市営)、神戸三宮駅(阪急)、元町駅(JR)) 夜…

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