燻男(夜)@新橋

「燻男(いぶしお)」 【新橋/ダイニング】 暁星メンバーと忘年会。毎年銀座周辺のコンセプトの立った店を選んでいるが今年は動き出しが遅れてしまい選択肢が少なくこちらのスモーク店へ。 新橋の烏森口を出て細い道へ入り小さなビルの2階に佇む。店内は狭めで通されたのは窓際にある半弧のベンチ&テーブル席。 ギリギリハッピーアワータイムだったのでまずはドラフトで喉を潤す。 メニューは燻製一択。まずはコンビーフのマヨネーズ合え。 鯖の塩焼き。鯖の燻製は初めてだがなかなかいける。 また、試さなかったけれど何故かマスタードの付け合せ。 鶏のささみ。こちらは定番。 ウィスキー押しのようなので2杯目からはチェイサー替わりのビールとモルトのロック。 合わせるならアイラかと思いボウモアやアードベッグなど。 お通しにはスモークナッツが出てくるが、これがなかなかいける。 金華〆鯖は〆が強くあまりスモーク臭を感じない。 帆立燻製 合鴨ロース燻製 燻製チーズ 燻製枝豆 最後のオーダーが記憶にないがスモークチキンか? 面白いドリンクとしてスモークハイボール。これはハイボールに後からスモークの香りづけをしたもの。 ウィスキーはジャパニーズの種類も比較的あるので、飲んだことのない銘柄などにも挑戦してみる。 とにかくどれを食べてもスモークの味わいなので、さすがに後半は飽きがきてしまう。 さらに席が窮屈でウィスキーをハ…

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個室 炭火焼肉 有田牛 本店(夜)@銀座

「個室 炭火焼肉 有田牛 本店」 【銀座/焼肉】 翌週に平日のクリスマスを控えた土曜日。焼肉を食べようと1週間ほど前からメジャーな店に打診するも全て予約で満席。 予約のできる店で見つけたのがこちらの店舗。 有田牛を産地で100g毎にパックしており、客が選べるというエイジングが流行っている中では珍しいシステム。 店の場所はコリドー街の新橋寄り、小さなビルの2階で全て個室となっている。 キムチの盛り合わせ 炭火の七輪が運ばれてまずは国産牛ネギ包みタン塩。ネギがこぼれてしまうという不満を解決した一品。 麺ごとに炙って全面焼き終わったら食べごろとなる。 赤身からイチボ。これはあまり刺しの入っていないものを選んでみた。 ロース系からザブトンを選択。こちらは細かなサシの入っているものを選択。 併せて特選ハラミ。ハラミはなぜか選ぶことができない。 3秒ロースすき焼き黄身を溶かした一口ライスを巻いて頂く。 希少部位リブセット。リブ芯、まき、かぶりが品切れだったのは残念。 追加で頼みたい肉も特になかったので、クリームチーズの燻製風味を。燻製風味は全くしないけれど、日本酒に合うので悪くはない。磯自慢の特選純米。 最後の〆は冷麺。そば粉が入っている珍しい冷麺で見た目の色も透明ではない。 注文時にきちんとアレルギーの有無は確認してくれる。 有田牧場の牛を1頭仕入しているそうで、後で調べたところ尾鈴山の地下水に、10種類の穀物と自…

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馬肉バル 跳ね馬 池袋東口店(夜)@池袋

「馬肉バル 跳ね馬 池袋東口店」 【池袋/居酒屋】 久しぶりの相手と池袋にて飲み。男二人でも楽しめそうな店を見繕って予約。 寒空の下で明治通りを少し進んで脇道へ。雰囲気のよさそうな店が現れる。 店内は大分狭く左右にテーブル席が並び、正面のキッチン前にカウンターが4席ほど。 数日前に店から電話があり、予約日が意外と混んでいるためカウンターでもよいかと聞かれており、快くOKしていた。 ただ現場を訪れるとカウンターは想像よりも狭く、コートを掛ける場所もなく店で預かってくれることもできないそうなので、テーブル席に変更できないかダメ元で聞いてみる。 すると団体客の隣でよければ、という事で移らせてもらえた。 カウンターよりはスペースの余裕があるものの、基本的には隣席との距離が非常に近い。しかも隣の合コンが4人予約にも拘わらず急きょ5人の来客という事で更に圧迫感。 幸いそのあたりを気にするような相手との飲みではなく、左右の片方は最後まで空いたままだったので特に問題はなし。 馬肉専門店という事で、まずは鉄板の刺身5点盛り。 サーロイン、特上ロース、トモバラ、ヒレ、コウネ、モモ。 馬刺しのサーロインは食感的にあまり好みではないけれど、それ以外は安定の味わい。 馬もつのアヒージョ。これは酒が進む味。馬スモークタンのアヒージョと迷ったがこちらで正解だったと思う。 馬肉とアボカドのタルタル。アボガドがアクセントとなっており、飽きることなく食べられる。 馬肉グリル3…

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and people ginza(夜)@銀座

「and people ginza」 【銀座/ダイニング】 銀座にて12月誕生日仲間たちと結婚のお祝いなども兼ねての飲み。 ビルの1階にある案内板には8階と9階に店名が連なっているが、エレベーターに乗ると8階のボタンは押せないため9階へと上がる。 エレベーターを降りるとそっけないフロントがあり予約名を告げると、脇の鉄扉を開けて8階へ降りるよう指示される。 扉の向こうはコンクリート打ちっぱなしの狭い階段となっている。半分不安、半分期待の面持ちで下に降りると、意外なほど広い空間が広がっていた。 照明は落とし気味で、高い天井にはプロジェクションマッピングが映し出されている。 客層はもっぱら女性の比率が高く、どうやらおっさんずラブのロケ地として利用されたとの事。幸いなことに女子2名と訪問したので場違いな存在にならずに済んだ。 注文はテーブルにあるタブレットを使う形式で店員を呼ぶ手間が掛からない点は良い。 メニューはフード、ドリンク共にそれ程バリエーションがなく、目を引かれるような面白いものもなく無難なラインナップ。 エビのアヒージョ フォカッチャセット 南イタリアの生モッツァレラ カプレーゼ まるごとカマンベール焼きフォカッチャセット フォカッチャがなかなか美味しくカマンベールと蜂蜜、オリーブオイルとの相性が抜群。 さらに、活ハマグリと野菜のワイン蒸し、ササミのタタキ ジンジャーカルパッチョなど ササミのたたきは酒のアテとして非常に…

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はなたれ(夜)@銀座

「はなたれ」 【銀座/和食】 銀座の東急プラザに入っている金目鯛の専門店へ。 相変わらず人の入りの少ないながらもレストランだけが奮闘している商業施設。 尾崎牛の焼肉ひむかに訪問して以来。 店舗は比較的小さ目で入口を入ると目の前にカウンター、左右にテーブル席が配置されている。 雰囲気は比較的賑やかで静かな和食店というよりも活気のある居酒屋風。 お通しは揚げ出し豆腐。やや塩気の多い鰹のよく効いた出汁。 造りは金目の湯霜に鮪、そしてクエ。クエには嬉しい皮の素揚げ付き。 最近はクエを出す店が増えたような気がする。 ビールの後の2杯目は陸奥八仙。 華吹雪という米の純米生原酒。最近は吟醸香が鼻に突くようになってしまったので、それほど削っていないものを選ぶ事が多い。 日本酒の品揃えが豊富でメニューに味のマッピングも載っているため知らない銘柄でも頼みやすい。しかも1合刻みではなくグラスでも頼めるのがうれしい。 ちなみに店名から焼酎の店をイメージしがちだが焼酎の品揃えはそれ程でもない。 こちらの店が商標登録しているという海おでんの5種盛り。 豪快な金目のアラに鱈の白子、厚揚げ、大根、玉子。出汁が非常に変わっていて浅利を使っているとの事。 おでんの具材を選ぶ出汁でややもすると生臭さを感じてしまいそうな難しい味。 3杯目に宮寒梅のおりがらみ。かすかな発泡感を楽しみながら、のどぐろの塩焼き。 メインのしゃぶしゃぶは金目とクエ。 今シ…

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肉匠なか田(夜)@西麻布

「肉匠なか田」 【麻布/焼肉】 自分の中ではNo1の焼肉屋だと思っているなか田へ味の記憶を確認する意味合いも込めて15年ぶりに訪問。 相変わらず外苑西通り、青山墓地沿いにひっそりと佇んでいる。 通されたのは以前と同じ奥の個室。前回はアラカルトだったような気がするが、今回はコースにて。 はちのすゼリー寄せ 前菜盛り合わせ 和牛と季節野菜のしゃぶしゃぶ胡麻だれ和え トロタンにランプ。 本日の塩はイギリスのマルドンクリスタル、ポルトガルのヴァージンソルト、宮城の伊達の旨塩、静岡の太陽と風の塩、高知の土佐の塩丸、三重の岩戸の塩、フランスのフリュードメール ゲラント。 塩で勝負できる肉を仕入れ、焼きを入れつつ、肉に合う塩を選ぶというコンセプトは相変わらず素晴らしいと思う。 レモンでなくカボス、キムチでなく生姜という変化球も悪くない。 とれたて生野菜&焼き野菜。前回は食べなかった気がするが野菜も意外と美味しいことに気が付いた。どんこも写真を撮り忘れたが立派な大きさ。南瓜も薄切りではなく厚みを持ったまま食べさせてくれる。 特選サーロインのすき焼き風陶板焼き。生卵に溶いて頂く。すき焼きの味付けにしてしまうと、どんな肉でも大概違いがなくなってしまうので、割り下の塩梅が重要。 特選黒毛和牛雌牛35日熟成サーロイン 特選黒毛和牛シャトーブリアン 思えば、15年前はここで食べたシャトーブリアンが絶品で高評価だった。 〆は冷麺かカ…

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ふしきの(夜)@神楽坂

「ふしきの」 【神楽坂/和食】 日本酒のマリアージュを楽しめるという事で知人に連れて行ってもらう。善国寺のはす向かい、裏通りから細い階段を上がり2階に位置するお店。 カウンターメインの小さなお店だが、カウンターの中が板場ではなく料理は全て奥の調理場から出されるという変わった形式。カウンター内は日本酒の提供がメインとなっている。 1杯目からお酒にするかビールにするか選ぶことができてビールはハートランドのボトルになる。 まずは柿やむかごの入ったごま和え。合わせるのは奈良の花巴という山廃と貴醸酒の天彩をブレンドした1杯。 山廃の割に重くはなく、料理とお酒の甘味がうまく合わさっている。 とこぶしと花びらたけの入った椀物には三十八号の人肌お燗。 普段は燗をしないが汁物には意外と悪くない組み合わせ。 鰆の藁焼きには隠岐誉の江戸純米酒 90という殆ど磨いていないお酒。 名前の通り隠岐の島の蔵。そもそも米は磨いてナンボと思っていたので、精米歩合90%という数字が衝撃的。味も酸味が強く普段なら手に取らないお酒。 ところがこれを料理に合わせると味の評価が一変する。藁焼きの香ばしさと見事な相性の良さを見せてくれた。 この日一番の衝撃的な組み合わせで、既成概念が一気に打ち砕かれた。 熟成平目の肝和え。これは酒飲みが好きな味。 悦凱陣の美山錦純米とこれまた素晴らしい相性。 子持ち鰊に奥丹波。 バルサミコソースの牛…

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