ふしきの(夜)@神楽坂

「ふしきの」 【神楽坂/和食】 日本酒のマリアージュを楽しめるという事で知人に連れて行ってもらう。善国寺のはす向かい、裏通りから細い階段を上がり2階に位置するお店。 カウンターメインの小さなお店だが、カウンターの中が板場ではなく料理は全て奥の調理場から出されるという変わった形式。カウンター内は日本酒の提供がメインとなっている。 1杯目からお酒にするかビールにするか選ぶことができてビールはハートランドのボトルになる。 まずは柿やむかごの入ったごま和え。合わせるのは奈良の花巴という山廃と貴醸酒の天彩をブレンドした1杯。 山廃の割に重くはなく、料理とお酒の甘味がうまく合わさっている。 とこぶしと花びらたけの入った椀物には三十八号の人肌お燗。 普段は燗をしないが汁物には意外と悪くない組み合わせ。 鰆の藁焼きには隠岐誉の江戸純米酒 90という殆ど磨いていないお酒。 名前の通り隠岐の島の蔵。そもそも米は磨いてナンボと思っていたので、精米歩合90%という数字が衝撃的。味も酸味が強く普段なら手に取らないお酒。 ところがこれを料理に合わせると味の評価が一変する。藁焼きの香ばしさと見事な相性の良さを見せてくれた。 この日一番の衝撃的な組み合わせで、既成概念が一気に打ち砕かれた。 熟成平目の肝和え。これは酒飲みが好きな味。 悦凱陣の美山錦純米とこれまた素晴らしい相性。 子持ち鰊に奥丹波。 バルサミコソースの牛…

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