【中目黒/cafe】
中目黒で桜を眺めながら散歩。本当は千鳥ヶ淵の桜が一番好き。緑とのコントラスト、川面を伝う花びら、湾曲による眺めが素晴らしいと思うのだけれど、なにせ人の数が尋常ではないのでそちらにはあまり足が向かない。ちなみに目黒川沿いの桜は昭和2年頃から植樹が始まったそう。下町ではないので戦災による罹災を免れたのだろうか。
東京都の開花宣言は4/22。それから丁度1週間過ぎた目黒川の桜は、溢れんばかりの満開模様。
例年は、こちらのカフェに年に一度だけ、毎年サクラの咲く季節に訪れる。古民家を改装した店内と、外に見える桜がいい塩梅にマッチしている。甘いシロップの入ったピンク色の桜ビールは普段なら絶対に頼むことはないけれど、このシチュエーションなら何の抵抗もなく受け入れられる。
ところが、今年は珍しく満席で入れず、昨年から気になっていたお店へと足を向ける。以前はゼットン系がハワイアンカフェをやっていたが、今は花見の季節限定でお店を開いているのだとか。
開店は12時ジャスト、到着したのはその10分ほど前で既に何組か並んでいる。
メニューはフランクドックやポテトフライ、唐揚げなどジャンクフードが中心で、器もプラスチック製。おそらく花見の時期仕様と思われるので、これだけの材料で判断してしまうわけにはいかない。
運良く2階のテラス席に陣取ることが出来た。桜クーパーという泡盛ベースのお酒にジャンクフードをつまみながら目の前に咲いている桜が風邪に舞い散る様子をぼんやりと眺める。
花見といえば日本人の恒例行事だけれど、一体いつ頃から何故始まったものなのだろう?
つい最近までは平安時代に貴族の間で柳と桜を併せて愛でるのが起源かと思っていたが、実はもっと深い由来があるらしい。西岡秀雄氏によれば、記紀以前の日本にはサ神という山の神様がおり、春になると桜に宿って野へ下りてくるので、人々が豊作を願って酒を供え、そのお下がりを頂くというのが起源だとか。
来週も花見がてら再び中目黒へ訪れる予定なので、「あと1週間は頑張ってください」とサ神様へこっそりとお願いして目黒川を後にした。
その後赤坂サカスへ行ってみたが、諸々いまいち。プレオープン直後は良い感じだったのだけれど。
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