
【中目黒/ジビエ】
前職の仲間と8名で中目黒へ。花見という名の飲み会。
開花宣言が出てから約10日。散りゆく桜を見ることの出来る最後の週末ということもあってか、目黒川付近は人混みで佃煮のようにごった返している。
予約を取ったのは確か3月の中頃だけれど、この付近のお店はどこも一杯で、ようやく4軒目にして確保。メールでの対応はとても良かったのだけれど、電話対応がややぶっきらぼうな点が気になるところ。とはいえ、初のジビエに期待は膨らむ。
駅から店に赴く途中、他のメンバー達と偶然にも合流。殆どのメンバーが時間通りに到着したのは花見の魔力か。
店内はカフェのような雰囲気で、テーブルの上に取り付けてある排煙溝が唯一肉を焼くお店であることを物語っている。上着はショーウィンドウのようなガラス張りのクローゼットで預かってくれるので匂いが付くことを心配せずに済む。
通されたのは奥の席で6人席にむりやり8名詰め込ませて貰う。
店名もなかなかセンスの良いネーミングだが、立地といい雰囲気といい、マタギが降りてくるにはちょっとお洒落すぎて入りづらいのではないだろうか。
注文は事前に花見コースなるものを頼んでおいた。
・小さな前菜
・菜の花の冷製
・柔らか豚ばら肉の塩煮
・サラダ
・肉刺し
・〆の雑炊
・自家製デザート・食後茶
メインは、丹波辛味噌ぼたん鍋、岩見沢直送キジ炙り焼、阿寒直送エゾ鹿炙り焼、花見鍋(馬と鹿の桜味噌鍋風)の中から選べるが、桜と牡丹は食べたことがあるので、キジとエゾ鹿を半分ずつ。
前菜の後に地鶏のレバ刺しが出される。大ぶりで色艶も良いのだけれど、若干香りが気になった。臭みという程ではないのだけれど。
キジは見た目ふつうだが、鹿は見るも鮮やかな赤色で、これは鉄分が豊富な証拠なのだとか。どちらも余分な脂があまりなく、滋養に富んだ味わいで臭みは全く気にならなかった。キジは鶏肉だけあって柚胡椒がとても良く合う。
キジはももとむね肉。鹿はロースとあと何か。それぞれ二種類の部位を味わえるように配慮されている。
何しろ食べるのが初めてなので、どのくらい焼けばいいのか分からず、目の前に置かれた炭火の上をじっと眺める。レア状態で食べていいものかどうか不安なので、どうしても火が長く通りがち。焼けど 焼けど わがにく楽にならざり じっと火を見る。
ご飯の前に追加でイベリコベジョータを二種類。セクレト(霜降)と背ロースを注文。セクレトは、イベリコのカルビとも言える霜降り肉で背ロースは牛で言うサーロイン。との説明。
純血のベジョータかどうかは不明。
ビールを2杯ほど飲んでからはワインに移行。グラスが小振りなのであまりグビグビとは進まない。
運営するのはマーケティング会社のエリカ・インターナショナル。代表の片山氏は恵比寿の立飲みバー「カサブランカ VIN-VINO」を仕掛けた創業者でもある。だとか。
店名の『マタギ・・』は若いときに冬山の狩猟経験から、後に世界中のジビエを楽しんだ、自分の経験を基に、中目黒にお店をオープンさせたという意味
店を出てから2軒目を探して彷徨い歩く。
ようやく川沿いに小さなお店を発見して、ここでも親の敵のようにひたすらワインを。
大分いい感じになってから店を出て、ようやく花見らしく桜の下で写真など。
かなり深い時間になっていたはずだが、なぜかそこから渋谷のボーリング場へ移動。ふらふらになりながら2ゲームをこなして始発で帰途へ。
3回ほど寝過ごして意味不明なルートを辿ってようやく帰宅。
仮眠を取ったけれど体調が芳しくないので夜の飲みは欠席に。
久しぶりに金曜日の解放感を味わうことのできた夜だった。
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Osteria Matagi (イタリアン / 中目黒駅、代官山駅、恵比寿駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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