
【赤坂/鯨・鮪料理】
暁星の仲間と赤坂で忘年会。みな30台半ばと舌の肥えている年齢なので店選びにも気を遣う。
赤坂に気になっている店があったので、17時から予約することに。所帯持ちが多いので早めの時間からスタート。
この辺りは土日に混雑しないのが良いところだ。少し早めに着いたのでサカス周辺などを彷徨いたが、興味を惹かれるお店がなかなか多い。
目指すお店は地下1F。狭いが敷居の高そうな階段を下りると、小さなお店が姿を現す。雰囲気は落ち着いていそうでなかなか良い。
まずは年末の定番、あん肝と寒鰤の刺身を日本酒で頂く。日本酒は純米であまりくどくないものという事で黒帯を。
あん肝はもっとこってりしたものが好みだ。寒鰤はもっと脂が乗っていると嬉しい。まあ、どちらも美味しかったけれど。
続いては珍しい鮪の白子昆布焼きと鶏の山椒焼き。鶏の銘柄は失念。鮪の白子は不思議なもので食べると鮪の味わいが感じられるような気がする。
続いて、聖護院蕪の煮物を頼み、併せて幾つか干物を。聖護院蕪は大根の間違いでは?と思ったけれど、調べてみると実際に大根と蕪があるらしい。葉っぱの違いで見分けるのだとか。干物はサンマの針子にホタルイカ、ししゃもを。
針子という名前は聞いたことがない。一緒に飲んでいる魚君も聞いたことがないとか。店に聞くと小振りなサンマのことを言うらしい。まあ、鮪のよこわや鰆のサゴシと同じ様な位置付けで、網で上がってしまったけれどサンマとしては売れないものを針子として流通させているのだろう。ホタルイカの干物は始めて食べたが、旨味が凝縮しており日本酒がよく進む。
ししゃもは小振り。魚君によると、流通しているししゃもの多くはカペリンという別の種類で、本物のししゃもは北海道の一部でしか上がらないのだとか。
暫くしてメンバーが全員揃ったので、目的の鮪と鯨を注文。鯨は定番のミンク鯨で刺身とユッケ刺しを。鮪は三崎であがったものでかまとろ刺身を。鮪が生かどうか聞こうと思ったら、魚君に制された。三崎で上がる鮪はすべて冷凍なのだとか。
鯨の刺身は臭みもなくコクがあってとても美味しい。食べ応えがある。魚君によるとすこし水っぽく、美味しいものはこんなレベルではないそうだが。
その後はうまずらはぎの造りやホヤこのわた和えや煮穴子の天麩羅、出汁巻き玉子など、節操のない注文を。
残念ながら最後の写真が何の料理だったか思い出せない。
13年来の気の置けないメンバーとの飲みはいつも楽しい。
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武蔵 (豚しゃぶ / 赤坂駅、溜池山王駅、赤坂見附駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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