
【銀座/ベルギービール】
インズの和風ダイニングで飲んだ後に2軒目で訪れたお店。ベルギービール専門店。同じく銀座にあるベルギービール店のFavoriとはまた雰囲気が異なっている。
1Fは大きなカウンターの周りにテーブル席が配されて、まさにビアバー風だが、地下1Fは落ち着いた雰囲気のバーとなっている。
既に飲んでいるので、300種類以上あるというベルギービールの分厚いメニューを眺めながら濃いめのトラピストを選択。3人いたのでロシュフォールを3種類頼んでみる。それぞれ特徴が異なり、6番は最もバランスが良く、8番はやや甘みが立っている、10番は甘みが最も高く複雑な味わいとなっていた。
続いては、ドラフトからレフブラウン(Leffe Brown)をチョイス。
レフ修道院の起源は1152年と古く、もともと修道士や訪問者の為にビールを振舞っていました。しかしこの修道院は天災や戦争などの被害を何度も受けては建て直すという破壊と再建の繰り返しでした。その間も修道士たちによってビール醸造は続けられ、1952年現在の商業的な生産を初め、以後ラインナップを増やしていきます。1977年にアルルトワ醸造所が生産を引き継いでいます。アルトワ醸造所はその後吸収合併を繰り返し大企業インベブとなり、最近ではバドワイザーで有名なアンハイザー.ブッシュを買収し、世界No.1のビールメーカー、”アンハイザー.ブッシュ.インペブ”というモンスター企業へと成長してます。という長い歴史をもつビールだ。
連れの一人が注文したのはランビックの中でも強烈なカンティヨン グース(Cantillon Geuze)。非常に強い酸味とラベルが特徴的だ。
フードにはもちろん、ソーセージとムール貝を外すことはできない。さらに串揚げがお勧めという事なので、その盛り合わせも。
本当は3杯目もビールを飲みたかったのだが、胃が限界に近づいていたのでスコッチを注文。SpringbankのセカンドラベルLongrowを。スコッチはいつもトワイスアップで頼むのだけれど、ふとロックで注文をしてみた。人間の舌は生理的に温度が低いと甘みを感じにくくなると言われる。Longrowの強烈で複雑な味わいも弱く感じられてしまい、ロックでの注文を後悔した。
ビールではオルヴァルのグリーンという非常に珍しいものも置いてあり、1軒目に訪れればとても楽しい時間を過ごせそうだ。
帰りに長いロールスロイスを見かけた。タクシーで脇を通り抜けたのだけれど、運転手も驚いていた。道も混んでいたし、再び銀座も元気になるのかもしれない。
→他のグルメブログを探す



ベルジャンビアー・オブロン (ビアバー / 銀座駅、銀座一丁目駅、有楽町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
この記事へのコメント