【浅草/焼肉】
浅草で夕食を食べることが決まっていたので、事前に浅草らしいお店を探してみた。濃い味の天丼は以前の有名店で懲りたので、野鳥が食べられるお店や江戸前寿司が食べられるお店を候補にしたけれど、前者は季節的に選択肢が少なそうだし、後者はつまみからお任せで長時間居座れる雰囲気でなかったので、結局は裏路地に位置する焼肉屋に決定。
昼間に、ほぼ全容が見えているスカイツリーを眺めてから、浅草寺へと向かう。ほおずき市を冷やかしつつお参り。
四万六千日といって、この日参詣すれば四万六千日(約126年間)日参したことと同様の功徳を得られるらしい。まずは新規顧客を集めて、その後にリピーターにしようということか。
ついでに、おみくじもひいてみたけれど、だいぶ厳しめの設定になっているような気がする。
この日は、すでに真夏のような日差しで、昼に飲んだビールもとっくに汗になってしまっている。夕食前に水分とアルコールを補給すべく、出店で氷結を買って日陰で小休止。
そこから、まだ日も暮れていない時間帯にお店へ到着すると一番乗り。下町は夜が早い印象があったけれど、ここは例外らしい。1Fと2F合わせて7卓ほどの小さな作りのお店。1Fはテーブル席だが、2Fの座敷へと通される。
予約したときの男性店員の対応がとても物腰柔らかで印象がよかったのだけれど、この日にフロアで対応してくれたスタッフがその方だとすぐに分かった。
変にかしこまっておらず、フレンドリーでいながらも客に対して失礼のない、絶妙な距離感での接客をしてくれる。
ここは、店名からもイメージできるように野菜に拘っている。もともと「ノタジ」は韓国語で幸せを意味するそうだけれど、それにうまく漢字をあてている。
サラダは数種類あるのだけれど、その中にドレッシングなしのメニューがある。好みに合わせて岩塩を自分で削って付けたり、胡椒や焼肉のタレを付けて食べるのだとか。野菜に対する自信が伺える。
野菜の他に煮卵とUMAユッケを酒のアテに注文。UMAユッケは当然焼いても美味しかった。
飲み物は1杯目にホッピーの白を注文。
肝心の焼肉は、ホルモンからまるちょう、ギアラを。その他には特選ハラミと牛タン塩を注文。肉は基本的に塩だれと味噌だれから選べるようになっている。塩だれは見かけるが焼肉屋で味噌だれは珍しい。
牛タンは歯ごたえを楽しめる厚さにスライスされていて、1枚単位で注文できるのもうれしい。
その後は生マッコルリに紹興酒、ホッピーの黒などを飲みながら、最後は牛すじの煮込みをつまんでのお会計。一番最初にお店に入ったはずだけれど、後から来たお客さんの大部分がいつの間にか帰っている。
たまにはこういう変わった雰囲気を味わえるお店も悪くない。
そしてレバ刺しを頼み忘れたのが唯一の心残り。
農田地 (焼肉 / 浅草駅(つくばEXP)、浅草駅(東武・都営・メトロ)、田原町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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