【青山/バー】
Don Ciccioでシチリア料理を堪能した後に、近場を散策して名前が気になったバーに飛び込みで。
アイラのお勧めを聞いてみたところオクトモアが数種類。飲んだことのないボトラーものがあったのでOC3とOC4を頂くことに。
94年頃に一度閉鎖したアイラの西にあるBRUICHLADDICH(ブルックラディ)。「海辺の丘の斜面」という意味の蒸留所の作品は当時はもう市場にある分だけといわれていたけれど、2001年に元BOWMORE(ボウモア)のジム・マッキュワンらによって再開されたもの順調にはいかず、2012年にはコアントロー社が買収。
そんな紆余曲折の中2008年に発売されたのがOCTOMORE(オクトモア)。初めて飲んだのが確か2011年で、その味わいに驚いた記憶はいまだに鮮明に残っている。
元々は実験的に作られたこのモルトの特徴はスモーキー・ピーティな風味。
ピートのレベルは発芽した麦芽を乾燥させる際のフェノール値が参考にされることが多く、Laphroaig(ラフロイグ)で50ppmのところ、200ppmを超えるレベルを出している。温度を抑え目にしながら長期間燻されることで可能となる。
このモルトがフルーティーな味わいを出すブルックラディのポットスチルにより素晴らしい蒸留酒が誕生した。
均質化を売りとしないオクトモアはエディションナンバーで管理されており、1の位が発売された年で小数点以下が1がバーボン樽、2がワイン樽原酒とのブレンド、3がオクトモア農場産の大麦使用、4がヴァージンオークで熟成したものとされている。
続いてはdouglaslaing(ダグラスレイン)定番のBIG PEAT。アードベッグ、カリラ、ボウモア、ポートエレン4種の贅沢なバッテッド。
マスターの後藤さんも大変気さくな方で落ち着いた雰囲気の楽しい2軒目となった。
食べログ:
BAR ALCOOL (バー / 渋谷駅、表参道駅、明治神宮前駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
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