【青山/ラム】
青山での仕事帰り。軽く飲もうと近くのTAMAに行ったら金曜の夜という事もあり満席。渋谷方面へと裏通りを歩いているとジャマイカ料理の文字に惹かれて地下へと階段を降りてみる。
2名だったのでカウンターを勧められたが、疲れていたのですこし寛ぎたいと思い、店内が空いていたこともあってテーブル席へ。
選べる3種盛り。オリーブ、黒糖そらまめ、サラミ。
馬肉の燻製カルパッチョ。
ジャークチキン。ジャマイカで楽しまれているスパイシーグリルチキン。サイズはSにしておいた。
最初の2、3杯は生ビール。その後はラムが豊富にある事が分かったので、店員さんにアグリコール系を置いているか聞いてみると、沢山ありますよとの嬉しい回答。メニューは一切目にせず店員さんとの会話の中で絞り込んでいくのが酒飲みの楽しみ。
まずはダークラムでいくつか見繕って頂く。モルトではアイラが好きであることを伝えると、出していただいた4本のボトルの中から辛口のHSE サンテティエンヌ VSOPを勧められる。マルティニーク産。バーボン・カスクとフレンチオーク・カスクで熟成。
次はブルーノ・マーズがプロデュースしたラム。セルバレイラムcacao。天然のチョコレートで香りづけされた珍しいチョコレートラム。アメリカンオークで5年熟成。お勧めの飲み方を聞くとラムコークかモヒートを勧められる。
モヒートにしてもらったところ、味はまさにチョコミント。久しぶりに面白いものを飲ませてもらった。
続いてはブランを勧められる。こちらも4種類出してもらったが選びきれないため3種類を飲み比べさせてもらう事に。グラスはきちんとしたスニフターで。ちなみに選外となってしまったのは沖縄のラム。
まずはNEISSON。マルティニークの中でコロンブスが最初に上陸した場所にある最も古い蒸留所。ホワイトなのにトロっとした甘味を味わえる。
2種類目はPereLabat(ペールラバ)。こちらもマリーガラント島のフレンチ・クレオール・ラム。つまりフランスの海外県産。59度と度数は高め。
この2本は似た傾向の味で甲乙付けがたい。
3種類目はボトルが特徴的なレユニオン島のTANK。スキューバのボンベを模しておりラムにしてはスマートなボトル。
悪名高い三角貿易で普及したラムは4万銘柄以上あり、そのうちアグリコールは1~2%ほどらしい。もしかしたら死ぬまでに全種類飲みきれるかと期待してしまう。
飛び込みに入ったにしては、かなり当たりの部類に入る店だった。できれば早い時間から閉店までラムを浴びるほど飲み続けたい。
食べログ:
アリアピタ ラムアンドパンチ (無国籍料理 / 渋谷駅、表参道駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
この記事へのコメント