【六本木/テキーラ】
西麻布でもつ鍋を食べてから六本木交差点方面に向かってAGAVEへ。何回か来ているが意外なことにBlogにはまだ上げていなかった事が判明。
知らなければなかなか開け辛い扉を抜けて階段を降りると、意外なほど広くて暗いラウンジ的な空間。400種類のテキーラを揃える稀有なお店。
店名のAGAVEは竜舌蘭の事でテキーラの原材料。
メキシコの大地で8~10年ものあいだ大切に育てられたアガベは、ピニャ(Pina)と呼ばれる根茎の部分だけを刈り採られ、石窯でじっくり加熱されます。柔らかくなったピニャをすりつぶし、汁を搾って発酵させます。とのこと。
「テキーラ ブランコ」
ブランコもしくはシルバーは、水のように無色透明で2回の蒸留後すぐに瓶詰めしたものです。多くのテキーラ通たちが、そのピュアな味を気に入り、ブランコを好まれます。
「テキーラ レポサド」
レポサドはブランコのテキーラをオーク樽などで最低二ヶ月熟成させます。色は木の色に近く、ブランコよりも僅かにスムースです。レポサドは一番幅広く消費されているテキーラであります。
「テキーラ アニェホ」
アニェホは最低1年の熟成が必要であり、オーク樽などで熟成させます。色はレポサドよりも濃く、木の香りと味わいが際立ちます。おそらく初めてテキーラを飲まれる方はアニェホを気に入られることでしょう。近年のテキーラの作り手たちは2、3年または5年熟成のテキーラを生産しており、その質は高級コニャックに匹敵するほどの味わい深さです。
メニューを見てもさっぱり分からず、しかも暗くてよく見えないので店員の方にお任せ。
まず1杯目はホワイトで甘いものというオーダーを出したが、好みに合いそうなものはないという事だったので、ホワイトでなくても良いとお伝えする。
El Jimador(エル・ヒマドール)のレポサド。バジェス地方、アマティタン地区のエラドゥーラ蒸溜所。アメリカンオーク樽で2ヶ月熟成。「アガベを収穫する人」という意味でメキシコではメジャーブランドらしい。
2杯目は打って変わって臭いものを注文。モルトでいうアイラのようなものとお願いするとメスカルの方がよいとDel Magueyを出してもらう。オーガニック製法にこだわったプレミアムメスカル。アガベシロップを加えて甘味を出しつつも、スモーキーな味わいがガツンとくる一杯。これはかなり好みの味。
ちなみにテキーラは決められた原材料、製法で作られたメスカルが名乗れる名称。
ピニャを加熱する際に、テキーラが蒸し揚げるのに対して、メスカルはすり鉢状の釜で焼き蒸しにしスモーキーな風味を付けるのが味わいの違いにつながってくる。蒸留回数もテキーラは2回以上とされているがメスカルは1回でもOK。
使えるアガベ(竜舌蘭)もテキーラは決められた1種類のみなのに対してメスカルは数十種類が使える事になっている。
これからはテキーラを飲むときはなるべくメスカルを選ぼうと思う。
店内には流しのギター弾きのような方がいたのでリメンバーミーをお願いしてみたところ、見事に演奏してくれた。
そして、店内が暗すぎて写真がうまく取れないのが唯一の難点だが、この店内の雰囲気を保つためには大事な事。
食べログ:
アガヴェ (バー / 六本木駅、乃木坂駅、麻布十番駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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