【代官山/スペインバル】
横浜にて所用を済ませたのち、帰りに何か食べようと東横線沿いにて日曜営業している店を物色。
中目、代官山あたりで探してスペイン語で「塩と愛情」という名のこちらを発見。
事前に予約して開店時間の17時に訪問。場所は八幡通り沿いの地下1階。
それ程広くない店内は入店からしばらくするとカウンターも含めて満席となってしまう。
まずは5種前菜盛り合わせをハーフポーションで。
イベリコの生ハムはベジョータかどうか分からず。
マグロの生ハムは生臭さが全くなく日本人好みの味わい。
からすみ(ボッタルガ)。
チーズは羊・山羊・牛のミックスチーズ。スペインは昔からチーズの名産地らしい。
生チョリソーの蜂蜜掛け。

スペインは晩酌文化がある上に魚介での理解が深い国なので、日本の飲兵衛にとって嬉しいアテが豊富にある。
1杯目のドリンクはメニューでまず目についたシードル。
バスク地方のSan Sebastian産「astiazaran」という辛口タイプ。
エスカンシアールという高いところからグラスへ注ぐパフォーマンスを見せて頂く。
これによって香りが開くのだとか。
そういえば、シェリーもべネンシアドールが同じような注ぎ方をするような。
スペインの伝統芸なのだろうか。

2品目の温菜はピキージョピーマンの白身魚と海老の詰め物。
ナバーラ地方の料理だそうで、初めて目にした。
てっきりピーマンの肉詰め風をイメージしていたが、まったく違っていた。
白身の練り物を詰めて軽く揚げてソースに浸したものだった。
日本でいうと揚げ出し、真丈のようなものだろうか。
非常に美味であっという間に平らげる。

温菜は他にも気になるものが多く、豚の血のピカディージョ(カスティージャイレオン料理)、モウカザメのフリート(アンダルシア料理)、ガリシア栗豚のハーブ焼き(ガリシア料理)、"カジョス"ハチノスの煮込み(マドリード料理)などなど。
そしてメインは、ウサギのオーブン焼き アリオリソース(カタルーナ料理)。
あまりにもがっつき過ぎて写真を撮り忘れ、取り分けた後に口を付ける前にギリギリで気が付く。
兎は今まで食べた記憶がないのだけれど意外と美味しい。火の加減が良いのか非常にジューシーで下味も効いており、ソースも格別。
個人的にはもう少し野趣味があると更に好みの味になりそう。
イメージ的には鶏肉を食べるなら兎の方が良いと思わせるような味わい。

締めの一品はかなり悩む。
パエリアのラインナップもさることながらカルデロという雑炊風のものやフィデウァまで揃う。
フィデウァはあまり好みではないので、パエリアかカルデロで迷うが、ここは定番ものかつおススメものを、という事で、イベリコ豚(希少部位)とホタルイカ、菜の花のパエリアをチョイス。

パエリアというとパサついた印象があったのだけれど、絶妙な水分量で旨味が米に染みわたっている。
敢えて気になるところしてはイベリコの脂味。もっと若い頃の身体ならまた違う印象だったかもしれない。
2杯目以降のドリンクはカヴァやサングリアを。
サングリアはデキャンタで出してもらえるので有り難い。
日曜日でなければシェリーも味わいたかった。
とにかく酒に合わせる料理が豊富なので、4人くらいで訪問していろんな種類を注文すると楽しいと思う。
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サル イ アモール (スペイン料理 / 代官山駅、恵比寿駅、中目黒駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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