和優(夜)@練馬

和優
【練馬/居酒屋】
もはや週末の定番と化したこちらのお店。
約3週間ぶりでの訪問。
季節ものがメニューに並ぶので訪問する度に新しい楽しみがある。
この日は栗と秋刀魚を発見。
1杯目に知多ハイボールを頼もうとしたら白州がある旨を教えて頂いたので急きょ変更。
こういった気遣いが大変うれしい。

栗は天婦羅で。
想像通りのホクホクとした甘み。
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いつも通り生牡蠣も。
この日は小振りという事で少しお値段もサービス。
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秋刀魚はお刺身。
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秋刀魚の脂も程よく乗っていたので合わせたのは奥能登の白菊。特別純米無濾過生原酒。
純米の旨味と生の香りを味わえる。
北陸のお酒は昔から好きでよく飲んでいたが白藤酒造は初めてかもしれない。
原料米:山田錦・五百万石
精米歩合:55%
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久しぶりに復活したアジフライ。
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トウモロコシのかき揚げ。夏の名残。
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その後もつまみを色々と追加しながら注文したのがこちら。
新政頒布会5種飲み比べ。
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正直なところ新政にはそれほど興味がないので「面白い味だな」という程度で終わってしまったのだけれど、調べてみると本当に面白いことが判明。
もっとよく味わえばよかったと反省。
以下調べて分かったところをメモ代わりに。

涅槃龜(ニルガメ)99%
こちらは精米歩合99%という見たことも聞いたこともないお酒。
聞かずに飲んだら全く気が付かないほどの驚くべき仕上がり。
99%にしては雑味のない軽さがありつつも中心に旨味が残っているという不思議な味わい。
苦労して米を磨くのが何なのだろうという思いが頭をよぎってしまうくらい。
これは料理に合わせるのが面白そう。
この成功を得て今後は玄米からの酒造りにチャレンジするそうなので非常に楽しみ。

ちなみにセットで頒布される食べる涅槃龜は量が少ないためすでに品切れになってしまったとの事。

天蛙(アマガエル)クリアプロトタイプ4
夏限定の天蛙(あまがえる)。
7%という低アルコールで酸味に加えて瓶内二次発酵の炭酸で夏らしいすっきりとした味わいに仕上がっている。

亜麻猫(アマネコ)改スパーク
これは黄麹ではなく白麹メインで醸しているとのこと。
白麹や黒麹はクエン酸の量が多くなり、その味わいと引き換えに雑菌の繁殖を防ぐ効果が高くなる。
なので白麹は焼酎、黒麹は泡盛と暖かい地域のお酒造りで使われるケースが多い。
かつ瓶内二次発酵があるため、酸味と炭酸が特徴的な味わい。

紫八咫(ムラサキヤタ)アトランダム2015
仕込み水に日本酒を使う貴醸酒タイプ。
しかも拘りがあり既存の貴醸酒を使って醸すというシェリーのソレラシステムや泡盛の古酒のような考え方。
再仕込み貴醸酒とよばれる造りらしい。
食後酒として楽しみたい味わい。

迦楼羅(カルラ)
こちらも貴醸酒。
麹カビではなくクモノスカビという菌を生米に繁殖させた生米麹を使った造り。
麹カビは蒸米で繁殖しやすいがクモノスカビは生の水分を含んだ小麦粉を好むのだとか。
マッコリや紹興酒など東南アジアでは麹ではなくこのクモノスカビが使われている方が多いそう。
そして酒母には速醸酛や生酛ではなく菩提酛を利用。
室町時代に奈良県の菩提山正暦寺で編み出されたとされる伝統的な酒母造りの手法だそうで、そやし水という乳酸発酵で出来上がった酸性水で酒母を作るとの事。
拘りがマニアック過ぎて付いていけないが、この5種類の中では一番好きな味わいだった。

新政、色々と誤解していた部分もあるが、今回の頒布会を知ることで非常に好感度が上がった。
色々とチャレンジする蔵は無条件に応援したくなる。

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和優居酒屋 / 中村橋駅豊島園駅富士見台駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

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